仕事や家事で忙しかったりして,もうカラダが限界。
なんて時に皆さんはどうしますか?
家族や恋人が疲れていたら、皆さんはなんて声をかけますか?
『たまには息抜きしなさい!』って言いますよね!
ではなぜ疲れたとき『息を抜く』とカラダに良いとわかっているのでしょうか?
いつもそうしているから.
ですね。
いつもそうしていますね。
でもその本当の意味はというと、どうですか?
あまり考えたことは無いですよね。
息を抜く。
それはどういう動作なのかというと、息をカラダから抜く。
つまり吐き出す。
ということです。
人は生まれてからずっと、呼吸をしています。
呼吸とは、呼気(息を吐くこと)と吸気(息を吸うこと)をいいます。
気というのは、人間のカラダの中を血液のように循環している気のことです。
つまり気を吐いたり、吸ったりすることで、人間は生まれた時からの生命活動を継続しているのです。
健康なカラダを維持するには、新鮮な空気(気)を体内に取り入れなければいけません。
できれば、新緑の季節の深い森の中で、植物が生長する際の気を取り入れられたら、どんなに気持ちのいいことでしょうか。
人は清潔な気を本能的に求めているのです。
ではなぜ疲れたときに、『息吸いしなさい』とは言わないのでしょうか?
それはこういうことです。
人のカラダの中で気は毎日作られています。
空気と食物などから得た栄養を気化しているのです。
これを煉気といいます。
気化された気は、経絡(ケイラク=気の通り道)をめぐります。
そして最初は新鮮な気も、いつか汚れてきます。
この気を濁気(だっき)と言います。
汚れた気が体内にあっては新鮮な空気が入る場所が無いので、息を吐きます。
つまり息抜きです。
そうです。体内の濁気を呼、清気を吸することはカラダをリフレッシュさせることなんですね!
まず吐く、そして吸う。
これが正しい呼吸の仕方です。
呼吸の上級者を目指すなら、吐く息を長く、吸う息は短く。オススメです。
一緒に呼吸マスターを目指しましょう!
小さい頃にお父さんやお母さんが肩がこっているというと、肩たたきをタントンさせたれましたが、あれは今考えると叩打法(コウダホウ)という手技でした。
床屋さんや美容院に行くとやはりタントンされます。
プロの方に肩を叩いてもらうといい音がします。
トントントントン!
肩が軽くなったような気がします。
ところで皆さんは拍打法は何故気持ちいいのか、考えたことがありますか?
拍打法は叩く人によって音が違いますが、間違いないのは、音がしない人のは痛い、ということです。
ゲンコツの刺激が、直接肩に衝撃として感じられます。
音がする場合、痛さは感じません。
不思議ですよね。
拍打法の意味について、私なりの解釈で、お話させていただきます。
意味は3つあります。
日本ホリスティック協会の帯津先生は言っています。
私が外科医をしている頃、不思議に思ったのは、開腹手術の際、腹膜を引き上げると、
ちょうど膜がテントのようになります。一体その中には何が入っているのだろうか?考えてみたら人間の体の中はスカスカなんです。原子や分子のレベルでもスカスカなんです。何のために無駄な空間が存在するのか?もしくは無駄ではない何か意味があるのかと。
つまり先生が言うには人間のカラダの中には何らかの目的の為に無駄な空間が存在する。
ということです。
私の想像ですが、人間のカラダは、細胞が規則正しくならんで入るのではなく、おおむね規則正しく並んでいる。
ということなのではないでしょうか。
そして、ちょっとしたストレスがあったりすると、ちょっと位置を変えてしまう。
位置が変わると、病気になる。
そんな気がしてならないのです。
ところが、心地よい波動エネルギーに触れると、たちまち元の位置に戻っていく。
振動によってあるべき場所へ。
それが気持ちよさの原因じゃないかなあと考えています。
私の仮説ですが、お坊さんはよく音のするものを叩きます。もしくは鳴らします。
あれはリズムを刻んでいるだけでなく、邪気を払うためだと聞いたことがあります。
肩たたきは、邪気を寄せ付けないためのおまじないかも知れませんね。
お父さん、お母さん、長生きしてください!
気を収めるため。
整体を終えると最後に肩を叩きます。気功の収功でもカラダを叩きます。
意味は気功の練習はこれで終わりですということだそうです。
整体を受けた後に、肩を叩かれたら、健康になれて良かったと、考えて見るといいと思いますよ。
家に帰ったら、家族にタントンしてあげましょう!
中国伝統医学とは、東洋医学といわれるもので、中国に古くから伝わる針灸治療・湯液(漢方)・推拿(すいな)療法が三大療法と言われています。
その考え方の基礎になっているのが、陰陽五行論。
全てのものは陰と陽に分類され、全ての性質は木・火・土・金・水の五つに分類されます。
東洋医学は、この2種類の説を合わせた、陰陽五行論から始まります。
中国伝統医学が、病気の原因と考えているのが、気の状態のあり方です。
カラダの中にある気の状態が滞っていたり、多すぎたり、少なすぎたりすると、カラダが不調になる。
病気になるということです。
その気の状態を整えたり、補充したり、取り除いたりすることで、気を元の状態に戻す。
つまり、元気にする。
そういう治療法です。
ツボは経絡(ケイラク。気の通り道)上にある、気の出入り口であり、治療の反応点です。
あるときは、鎮痛作用のため、あるときは、神経やホルモン分泌を正常にするため、あるときは、血流を整え、あるときは、熱を出し、あるときは、排泄を促し、あるときは、睡眠を誘う。
ただどこでもいいから、ツボを刺激するのでは無く、中国4000年の歴史の偉大な先人達が、多くの臨床で成果を挙げ、今も伝承されている、数百にもなるツボの中から、適したツボを選び、施術する。
ツボ選びを効率よく行うために、東洋医学には独特の診断法があります。
脈を診る、お腹を触る、舌を見る、匂いを嗅ぐ、カラダを触る、など、カラダに現れているシグナルを診て、症状を判断します。
治療の現場では、陰陽五行論に基づき補ったり、取り除いたり、治療します。
東洋医学の独特な世界観。
科学では説明の出来ないことだらけですが、こちらの方が、私は、安心できます。
人間は、パーツの集合体じゃないですからね。
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